substance

澤田育久は1970年東京都生まれの写真家。
「closed circuit」(TOKI Art Space,東京)、「鏡と穴-彫刻と写真の界面 vol.2 澤田育久」(光田ゆり企画、ギャラリーαM)をはじめとするグループ展や個展で作品を発表する一方、2014年よりオルタナティブ・スペース「The White」を主宰するなど、多面的に活動するアーティストです。澤田の写真は、私たちが普段見ているものがいかに一義的かということに認識を向けるため、環境に埋め込まれた見過ごしの断層を探り当て、フレームへ定着するように生成されています。

本展「substance」は、2010年の後半から開始された駅構内を切り取ったシリーズで構成されています。このシリーズは、展示室内において写真と写真が併置され、公共空間の類似と差異に焦点を当てるようなインスタレーションとしてアウトプットされてきました。この手法は本展においても変わらず、2つのフレームにそれぞれ写真が収められ併置されますが、ここで強調されるのはむしろ、その逆転現象、特定の公共空間における異質性が別の環境によって逆照射されることと言えます。公共空間から見出された写真─空間は、CAGE GALLERYに収まることで、ふたたび公共の場へと送り出され、不特定多数の人にとっての見過ごしの風景へ回帰していくのかもしれません。

会期中は今年10月に発表された作品集「substance」(RONDADE)をギャラリー正面のHender Scheme「スキマ」でお求めいただけるほか、The Whiteにて澤田 育久「closed circuit, Dec. 2018 The White」が同時開催されます。

澤田育久による写真と風景の新たな試みを、是非この機会にご覧下さい。

substance

SOLO EXHIBITION
CAGE GALLERY

1F, 2-16-8, Ebisu , Shibuya-ku, Tokyo, Japan, 150-0013
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-16-8 1F

WORKS TOP