αM2017『鏡と穴-彫刻と写真の界面 vol.2』

キュレーター:光田ゆり(DIC川村記念美術館学芸員/美術評論家)

写真:木奥恵三 写真提供:gallery αM

installation views

gallery αMは、質の高い表現を有するアーティストと、斬新な価値を発信できるキュレーターの活動の場として、武蔵野美術大学が運営するノンプロフィットギャラリー。2017年度の企画はDIC川村記念美術館学芸員で美術評論家の光田ゆり氏のキュレーションによる『鏡と穴-彫刻と写真の界面』と題された全7回のシリーズ展。そのvol.2として個展を開催。

展示内容は2012年11月から2013年10月まで1年間にわたって毎月新作を発表した連続展”closed circuit, monthly”を中心に、新作を加えた50点のイメージをギャラリーの空間に合わせて再構成した。

会場は幅6,780mm 奥行き24,262mmの長方形のスペース。入口から入って左側がメインのスペースになり、右側にカウンター、その奥に図書スペースが設けられている。スペース内には630mm x 630mmの柱が6本配置されており、天井には梁や配管が露出している。写真は入口より左に向けて撮影。

入り口から撮影。左側がメインのスペース、右側がカウンター。

600mm x 1,800mmのロール紙を2枚1組にした1,200mm x 1,800mmのイメージ31点と、1,270mm x 1,900mmの大判プリント19点で構成。 空間に配置したロール紙は天井に張ったワイヤーからクリップで固定して吊り下げ、下部はウェイトを使用してプリントの平滑性を出している。大判プリントはピン釘を使用して壁面に平滑になるよう直貼り。プリントは両方ともに強い光沢を出すためPET紙を使用してインクジェット方式で出力。

吊り下げているプリントは”closed circuit, monthly”で使用したプリントを用いて構成し、新たに数点追加で出力した。 一つのイメージを構成する2枚のロール紙は固着されておらず、そのためイメージ内にズレやスリットが生じている。また、配置の際にはフォルムやパターンなどイメージが呼応するように配慮した。一つのイメージの中で視線を止めたり、または画面の外まで動かしたりと、鑑賞者の移動に伴い視線を大きく運動させる事を目論んでいる。

メディアは光沢の強いPET紙を使用しているため、表面裏面ともに周囲の環境が映り込む。

壁面のプリントは大判インクジェットで出力。細いピン釘を用いて壁面に対して出来るだけシームレスになるよう設置した。

会場奥から入口方向に向けて撮影。24,262mmの壁面に16点配置。

会場最奥部。6,780mmの壁面に3点配置。

壁面のプリントも吊ってあるプリント同様にPET紙を用いているため周囲の環境が映り映り込んでいる。

αM2017「鏡と穴-彫刻と写真の界面」

SOLO EXHIBITION
gallery αM

〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビルB1F
B1F, Agata-takezawa Bldg. 1-2-11 Higashi-kanda, Chiyoda-ku, Tokyo 101-0031 Japan

WORKS TOP